眼の病気 Q&A
Q1. ぼやけてピントが合わない感じです
A1. 近視 遠視かもしれません。
・近視 遠視とは
近視とは光の焦点が網膜の前方に結ぶ状態で、遠視は焦点が網膜の後方に結ぶ状態のことをいいます。
・どうしたらいいですか?
近視の場合、凹レンズを、遠視の場合、凸レンズを眼鏡やコンタクトレンズを用いて矯正をします。
Q2. 目ヤニ、充血、かゆみがあります
A2. 結膜炎かもしれません
・結膜炎とは
結膜炎とは、結膜が細菌やウイルス、アレルギー反応などを原因として炎症を起こして、目ヤニ、結膜充血、目のかゆみ等を伴う状態をいいます。
・どうしたらいいでしょうか?
結膜炎を分類すると、細菌性・ウイルス性・アレルギー性結膜炎に分けられますが、 ウイルス性結膜炎は別名はやり目といって、ヒトからヒトへと(接触)感染をしますので、注意が必要です。症状が治まるまで学校・職場等への出席・出勤は停止となります。 タオル・皿・コップなどの身の回りのものの共有は避けましょう。
症状だけでは細菌性・ウイルス性・アレルギー性結膜炎の区別がつきにくい場合がありますので、眼科での検査・治療が大切になります。
Q3. 目がしょぼしょぼ・ごろごろする、疲れやすい、乾いた感じがする、重たい感じがする、目が痛いときがある、目がかすむ
A3. ドライアイかもしれません
・ドライアイとは
ドライアイは涙の分泌量が減ったり、涙の質が低下したりして、結膜や角膜などの目の表面を十分に潤すことが出来なくなり、様々な症状を来たす病気です。
・どうしたらいいでしょうか?
まずは、 眼科で涙の量や目がどれくらい乾燥しているかを調べます。
症状が軽い場合、点眼液での治療となります。
それでも改善が見られない場合は涙点プラグで涙の出口(涙点)に栓をします。
まれにドライアイが全身の病気(膠原病 シェーグレン症候群など)と関連がある場合がありますので、その場合は血液検査や内科での精査加療が必要になることがあります。
Q4. 目の前にアメーバー、糸くず、虫のようなものがぼんやり見えて、目をこすっても消えない
A4. 飛蚊症かもしれません
・飛蚊症とは
眼球の中の硝子体という透明なゼリー状の物体の一部分に濁りがあると、明るい光が 網膜に届くときに影として写ります。これが飛蚊症です。
この濁りには生理的なものと病的なものがあります。
・どうしたらいいでしょうか?
飛蚊症のほとんどは生理的なもので問題がないことが多いですが、
中には網膜剥離・硝子体出血・ぶどう膜炎など治療が必要なものがあります。
また、眼科で瞳を広げて目のすみずみまで調べないと異常が見つからない場合があり、特に網膜剥離を放置すると、失明につながることがありますので、飛蚊症がある方は
早めに眼科で眼底検査を受けることをお勧めします。また検査で問題がなくても年に最低1回は瞳を広げて眼底検査(散瞳検査)を受けることが大切です。